過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:50:14.17 ID:gUNVYqIl0
「―――やあ、蒼崎。二度と会わないことを願うと言っていたが、よもや君の方から来るとはね」
開口一番、大魔術師アレイスター=クロウリーは橙子さんを挑発することから始めた。
―――橙子さんがいっていた通りの状態だ。ビーカーみたいなものの中で、手術衣を着て逆さまに浮いている。――――この都市はぶっ飛んでいるけれど、統括理事長が一番ぶっ飛んでいるじゃないか。
「私とて好きでこんなところにきたわけじゃないよ、アレイスター」
その声には、明確な殺意が込められている。
「私が何をしにきたかは知っているだろう?――――なぜここまで罠の1つも用意しなかった」
「来客だからな」
「――――、」
アレイスターの表情はまったく変わる様子をみせない。橙子さんの殺意などどこ吹く風、とでもいうかのように飄々としている。
ずっと黙っていたインデックスが口を開く。
「あなたが――――アレイスター=クロウリー…」
「はじめまして禁書目録。―――ジョージ大聖堂で紅茶を飲むしか脳のない女に首輪など付けられて、災難だったな」
「―――?なんだかよくわからないけど、はじめましてかも」
「インデックス、それくらいにしておこう。―――僕もお初にお目にかかりますね、統括理事長。」
「ああ、はじめまして。―――知っているぞ、黒桐幹也。なるほど、間近で見るとまた印象が違うな。」
黒桐幹也。あまりに「普通」過ぎるゆえの、「異端」。当たり前に生きて、当たり前に死んでいく、男。なんという孤独な男なのだろうか―――
「スミマセンが、あまり光栄じゃないですね。あなたのことは橙子さんから聞きました。そして、今回のことも。
―――なぜ、あんな実験を二度も行ったんですか」
そう問う黒桐の声も、また穏やかさのなかに怒りが窺えるものだ。
しかし―――――
「それに答える義理はないのでな、黙秘させてもらおうか」
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