過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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310:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:35:39.67 ID:gUNVYqIl0
「いいか、インデックス。魔術というのはね、魔力を以って行う秘儀、禁忌の類ではあるが奇跡ではないもののことだということはわかるだろう。

有り体に言えば魔を操る術だ。人為的に神秘・奇跡を再現する行為の総称。

常識から乖離した現象だが資金と時間に制約をつけなければ現代の技術で再現可能な神秘を指すわけだ。
以下略



311:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:37:47.70 ID:gUNVYqIl0
「門派ごとに違いはあるが、基本は『術者の体内あるいは外界に満ちた魔力を変換する』機構となっていることは分かるな。

魔力を以って『既に世界に定められたルール』を起動、安定させることで自然干渉を起こす術式が魔術だからだ。

各門派が取り仕切る基盤(システム)に従って術者が命令(コマンド)を送り、あらかじめ作られていた機能(プログラム)が実行されるというもので、命令を送るのに必要な電流―――これを魔力という。
以下略



312:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:38:33.82 ID:gUNVYqIl0
「ああ、いい忘れていたが、呼吸法などで血液の流れや内蔵のリズムなどを無理矢理いじることで魔力を精製することも可能だ。

おまえたちのやり方は、そうやって魔力が得られたら、自分の血管や神経や 霊装に魔力を通し、身振り手振り・呪文・文字・道具などで記号を示すものだろう。

どんなものが「記号」になるかはケースバイケースだが、基本的には神話をモチーフにしたものが用いるそうだな。
以下略



313:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:39:16.44 ID:gUNVYqIl0




「私の魔術が、このビル以上に綻びの無い秩序を有していれば突破は容易だ、ということだよ」
以下略



314:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:41:15.27 ID:gUNVYqIl0
「あの、このビルが難攻不落なのはその科学技術からですよ、橙子さん。
今の言い方だと、まるでこのビルが魔術的な防膜も張られてるみたいじゃないですか―――――あ」

「そうだ。言わなかったか?ここの統括理事長アレイスター・クロウリーは過去最悪とも称される魔術師なんだ。
昨年、学園都市に四人だか五人だかの魔術師が忍び込んだらしいが――――
以下略



315:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:42:27.33 ID:gUNVYqIl0
誤字ひどいんで訂正


そういうと、橙子さんはずっと持っていた匣―――人ひとりが収納できる旅行鞄大の―――を地に下ろした。

以下略



316:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:43:15.28 ID:gUNVYqIl0
窓の無いビル内部――――――

「ここの構造はすべて把握している。こう見えて建築関係も一通り頭には入っていてね、最初に入ったときにある程度把握しておいた。アレイスターも魔術師だからな、構造物の好みはわかりやすいんだ。趣味の悪いことこの上なかったがね」

「ねえねえ、トウコはぱそこんも使えるのかな?」
以下略



317:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:43:45.38 ID:gUNVYqIl0
「橙子さん、統括理事長はどんな人物なんですか」

これから会うとはいえ、やはり気になるものは気になる。知っておいた方がいいこともあるだろう。


以下略



318:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:45:12.95 ID:gUNVYqIl0
「――――じゃあ、アレイスター=クロウリーというのはとんでもない実力者と言うことですか」


「いや―――『実力者』なんて次元にはないよ、黒桐。アレの強さは言葉では説明できないんだ。
ビルに施された魔術なんて、あんなものはヤツのお遊び程度にもなっていない。
以下略



319:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:45:54.87 ID:gUNVYqIl0
「でも――――橙子さん、なら、そんな魔術師の頂点に立っていた魔術師が魔術を捨てて科学に走ったというのは、大問題じゃないんですか」


「無論だ。だから、ヤツは「世界で最も魔術を侮辱した魔術師」として世界中の魔術師を敵に回す羽目になったんだよ。
魔術師討伐組織に追われ、最終的にはイギリス清教の追っ手に致命傷を負わされた。
以下略



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