過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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449:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/04/10(木) 00:44:36.99 ID:CaZ1D2juo
そもそも居たのが黒桐でなく式だったなら、今ごろは「昨夜何があった」という質問から蘇る恐怖でうち震え始める白井と、黙ってそれを見ている(途中で飽きて病室を出ていくであろう)式という救いのない構図が出来上がっていたに違いない。

話の途中、初春の話が出てきたときは黒桐も少し驚いたが、たまたま知り合いになったのだと適当に返し、白井も特に気にする様子はなかった。
初春はどこにいても親切心を発揮するため、そもそもからしてかなり顔が広い。

そうして、喋り疲れた白井が眠りについてからは黒桐も暇になり、文庫本を開いたのである。

ちなみに、白井黒子がこれまで等身大の一人の少女ではいられなかったと言うような記述をしたが、御坂美琴・初春飾利・佐天涙子達との関係はまた彼女にとっては特殊なものである。

御坂美琴に対しては敬愛してやまないばかりかそのまま変態的な路線でに流れてしまうし

(それを除いても親友というよりは無二のパートナーである)、

初春飾利や佐天涙子達に関しては中学生同士とはいえあくまでも女同士の付き合いだ。

どんなに仲が良く、どんなに信頼しあう仲であっても、「等身大の少女」としての一面を見せることには必ずしも繋がらないのである。

この辺りの難しさや複雑さは、世の中の男には到底理解しがたいものであろう。

クラスの女子に「女同士はめんどくさいんだよ」などと正直どうでもいいというかこちらからすれば馬鹿馬鹿しい話をつらつらと語られた経験が、特に高校時代、男子諸君にもあるのではないだろうか。


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