過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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489:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/05/26(月) 22:37:09.59 ID:TytH9cRTo

ーーーそんな彼を見ると毒が抜けてしまいそうになるが、式としては依然、機嫌を直すつもりはない。


「………幹也」


―――うん、どうみても、何度見直しても、目を洗ってみたとしてもこれは不機嫌だ。
何かあったのだろうけど、ずっとここにいたから皆目見当がつかない。
……怪我人もいるし、触れない方が吉だろう。


「なんだい?」

「―――あとで話がある」

こちらを薄い目で睨む式。
…ここに来る前、僕、なにかしたっけ?

「――?わかった、じゃあ帰りにね。とにかく、そんなところで立ってないで早く中に―――――」

僕は、式が連れてくる内には美琴ちゃんがいるはずと思っていたというか聞いていた。

だから、式の後に二人続いたけど、美琴ちゃんがいなくて全く知らない子が入ってきたことに少し面を食らってしまった。

式がドアの位置から病室の中へと入ってくると、飾利ちゃんもペコっと僕に頭を下げ、こんにちはと微笑み式に続く。

その飾利ちゃんに続いたのは美琴ちゃんではなく―――


「初めまして!佐天涙子です!」


―――これまた、元気一杯な佐天と名乗る少女だった。




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