過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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491:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/05/26(月) 22:41:53.30 ID:TytH9cRTo
「…何があったの?」

「…………っ」

何気なく聞いてみると、式は俯いて口を閉じてしまう。
肩にかかる毛先が前方へ揺れ、少し伸びた前髪がこちらからは見えない程度に両目を隠す。


「聞いてくださいよ黒桐さん、式さんってば―――」


「――――初春」


瞬間。
初春の背筋を、ゾクゾクゾクッという感覚が這った。脊髄を虫が伝って走っていったような、そんな感覚。
冷や汗が出る―――なんだか頭の花が少し萎れてしまったのではないか、という気さえする。


「はひっ!?」

「黙れ」

「ご、ごめんなさい」

絶対能力者と対峙したときでさえ、式はこんな殺気は放っていない。
―――黒桐絡みで式をからかうのは命に関わると、少女二人は学習したのだった。



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