過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 18:51:03.83 ID:ygwalSWe0
黒桐幹也は基本的に黒づくめの服装である。
狙っているわけではないのだが、黒桐の服装はどういうわけか黒一色でまとまってしまう。
故に、隣で荷物を持ってくれている垣根帝督――くどいようだが、いわゆるカブトムシさんの方の――が真っ白なため、
黒桐と垣根が並んで歩くとまるでオセロである。
垣根のおかげで荷物運びが大分楽になったので、黒桐にも雑談する程度の余裕が戻ってきた。
――それにしても、この人は白い。石膏細工みたいだ。いや、もうすこし有機物らしい白さだけど。
「…銀行強盗」
しばらく無言で歩いていたのだが、垣根が唐突に口を開く。
「逮捕に導いてましたね、見ていましたよ」
――居たのか。居たのに、この学園都市第二位スルーしていたのか?それとも、僕がケースを開けたタイミングでたまたま着ただけだったのか。今さらだし追求もしないけれど。
苦笑しながら、誰にも見られずに済ませるつもりだったんですけどね、と返す。
「残念でしたね、偶然見てしまいました。…なにか不思議な力を使ってたようですが。あなたの能力ですか?」
「違いますが…まあ、いろいろありましてね」
それを聞いた垣根もまた笑顔を浮かべて、
、、、、
「そうですか。こちらも追求はしないでおきます。」
―――この人は読心術でも使えるんだろうか?
ともあれ、学園都市第二位と知り合えたのはラッキーかもしれない。
この先、能力関係で困った時に、質問できる相手がいるのはきっと助かるはずだ。
橙子さんはこの街の超能力についてはさっぱりだといっていたし、何よりあの人は超能力が嫌いだといっていた。聞けばスリッパでも飛んでくるだろう。
―――気になっていたことを、聞いてみよう。
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