過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 18:52:10.35 ID:ygwalSWe0
「あの」
「なんでしょう」
「このあと、少し時間ありますか?」
「ええ、空いてます」
今日は、フレメア・打ち止め・フロイラインの三人娘は一方通行が面倒を見ている。
フレメアの鞄には垣根のダークマターが――カブトムシのキーホルダーが付いているので、フレメアの状況は常に把握できるようになっているのだ。
「手伝ってもらっておいてこんなことを言うのも申し訳ないんですが、わけあって、今からいくところには関係者以外招けないんです。
ですから、荷物運びはここまで手伝っていただければ十分です。ご親切に、ありがとうございました。」
「いえ、どういたしまして。――それで、どうして時間について?」
「そこにある喫茶店に居て頂けますか?お礼に、奢ります。」
垣根としては別にそこまで礼をされるようなことをしたつもりはないのだが、この人の好意を無下にしようとも思えず、
「そうですか?では、お言葉に甘えて。――では、また後で」
「ええ、15分くらいで戻りますから。また後で」
そして垣根は黒桐が指した喫茶店へ、
黒桐は燈子がふんぞり返っている(と思っている)伽藍の堂へと足を進めた。
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