過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 19:18:08.59 ID:ygwalSWe0
会計を済ませ、連絡先を交換した後垣根と別れた黒桐が伽藍の堂へ戻ると、いつのまにやら蒼崎が戻っていた。
『どこにまた遊びにいってたのかは知らんが、お使いご苦労だった、黒桐』
『橙子さん、今月給料なしとか言ったらさすがの僕も怒りますよ』
それはもう、心から。
『安心しろ、ちゃんと払う。
――驚け黒桐、夏にはボーナスを出してやる』
あっ、…これは地球がヤバイかもしれない。抑止力が働く可能性があるぞ。
『なんだ黒桐、その明らかに疑っている顔は。』
『だって、橙子さんが急にボーナスなんて口にするから―――』
『そうかそうか、いらないんだな。なら仕方ない。私の趣味にでも回すとしよう』
『いえ!ありがたくいただきます!橙子さん今日はずいぶんと似合うスーツを着てらっしゃいますね!綺麗ですよ、ええ』
『このスーツはいつも着ているしこのやり取りも二度目だ。………まあいい、同じように世辞は受け取っておく』
『そろそろ式の学校が終わる時間だろう、迎えにいってやったらどうだ』
『そうですね。では今日はこれで失礼します』
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