過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 19:17:23.84 ID:ygwalSWe0
「それとは別に、絶対能力(レベル6)なんて概念もありますね。』
『なんです、それは?』
『超能力者を越えた能力とされる仮定のレベルですよ。
理論上の概念であり、実際には未だ到達した人間はいません。
「最強を超えた無敵の存在」「神の領域の能力」とも評されています。
今は破壊されてありませんが、かつてあった学園都市お抱えのスーパーコンピュータ、
樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)が行った予測演算によれば、学園都市第一位の一方通行にのみ到達できる可能性があり、
それに基づく 絶対能力進化計画 と呼ばれる実験も存在しました。
……とある少年が止めましたがね。』
黒桐はその言葉でひとつの名前を浮かべていた。
話を聞いていると、やることなすこと全てが高校生離れしている例の彼。
『まさか…上条当麻、ですか?』
垣根ははじめて驚愕する。
『ご存じで?』
『話を聞いただけ。……そうか、それも上条当麻なんだ……』
いつかあってみたい、と素直に思う黒桐だった。
『わかりました、長々と説明させてしまってすみません。ありがとうございました。』
『いえ、大丈夫ですよ。長くなってしまうのは仕方ないんです。この街には、いろいろありますからね―――』
その眼は、虚ろ。
『色々、ですか……」
その色々に巻き込まれなければいいんですけどね、と困り顔の黒桐。
『それがなかなか難しい、のかもしれませんね…』
この二人、なんだか気があってしまっていた。
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