過去ログ - 勇者「剣と魔法のトライバル・クロス」【安価あり】
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471:第3章[saga]
2014/04/04(金) 23:57:34.70 ID:TYOiWCRe0


 女勇者は感極まって、思わず泣きそうになってしまった。

 普段は不愛想でぶっきらぼうで、じつは嫌われてるんじゃないかと思ったりすることも何度となくあったが……

 いざというときは守ってくれるし、自分が傷つけられたら本気で怒ってくれた。そして極めつけは、今の言葉である。


女勇者「師匠……わかりました! もうしばらくは大事を取ろうと思います!」

ダンピ「ああ、それがいい」


 ダンピールと女勇者が微笑み合った、その時。

 病室の扉が開いて、その向こうから勇者が現れた。


女勇者「あ、勇者さん……」

勇者「先日はすまなかった。俺の判断ミスのせいで、怪我を負わせてしまった」

女勇者「だ、大丈夫ですよ……? この通り、ピンピンしてますから。怪我も治りましたし」

勇者「そうか。もうすぐ退院できそうだな」

女勇者「あ、でも退院は―――」

勇者「お前が退院してくれれば、ようやくダンピールとの添い寝から解放される」

女勇者「………………んん?」


 勇者の言葉に、なにか強烈な引っ掛かりを覚えた女勇者。




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