100: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:56:10.60 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「まさか君が地球外からやってきた『佐倉杏子』とは考え辛いし、
この地球はまだ暁美ほむらの影響下にある。
どうやって僕のようにそれから抜け出したんだい?」
なにを考えてるのか読めない目で、キュゥべえはあたしを見つめてくる。
101: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:57:55.15 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「……わかった。こちらとしては、君たちの力は絶対に必要なんだ。
この限られた時間で、僕たちに、僕たちだけで暁美ほむらをなんとかする力はたぶん無い。
君が言いたくない事は聞かないよ」
杏子「ああ、そうしてくれ」
102: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:59:33.41 ID:MWIa//Ng0
杏子「……で、何度も話に出てきた『時間が無い』ってのは?」
キュゥべえ「僕たちの考えだと、近いうちに暁美ほむらはその力を完全に失い、その身に宿る『闇』に呑まれる」
『闇』──それは悪魔・暁美ほむらを悪魔たらしめている『力』であり、
103: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:01:23.04 ID:MWIa//Ng0
杏子「……その時がすぐ側まで来ているから時間が無い、と?」
キュゥべえ「うん。なんと言ってもその『闇』は、仮にもこの宇宙を作り変えたほどの力だ。
それはつまり、宇宙を滅ぼすレベルの力でもある」
104: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:04:41.32 ID:MWIa//Ng0
杏子「……まず最初にあたしの所に来た理由は?」
キュゥべえ「別に特別な理由は無い。
様々な面を踏まえ、この件で僕たちが協力を要請出来ると考えた存在は四人。
佐倉杏子、巴マミ、美樹さやか、百江なぎさ」
105: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:06:16.60 ID:MWIa//Ng0
それから、とキュゥべえが続ける。
キュゥべえ「百江なぎさの家は、僕が地球に降り立った場所からは遠かった。
これは、マミも同じだよ」
106: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:08:24.22 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「だからもちろん……
そうだね、これも距離を考えたら次はマミと会うつもりだ」
杏子「なるほどな」
107: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:10:11.83 ID:MWIa//Ng0
─────────────────────
マミ「──はい、紅茶のおかわりよ」
杏子「サンキュー、マミ」
108: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:16:36.32 ID:MWIa//Ng0
杏子「って、あいつがそんなバカやる可能性は低いとは思うんだけどな」
マミ「まあそうね。
でも、その判断で正しかったと思う。
私たちだって仲間は欲しかったもの」
109: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:18:25.90 ID:MWIa//Ng0
マミ「わかったわ、ありがとう」
マミとしてもキュゥべえと話はしたい。彼女は頷いた。
マミ「……それにしても、ちょっと頭が混乱しているわ」
110: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 23:20:25.14 ID:MWIa//Ng0
マミ「まずはキュゥべえの事だけど」
杏子「えっと、あいつは……」
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