過去ログ - 杏子「そして……叛逆の物語」
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30: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:25:30.35 ID:FuxSu5/ao
ほむら「事実、でしょう?」

さやか「っ!
だからあんたは……
そんなだからこんな風になってもなにも気付かずに……!」

ほむら「もっと、なにが言いたいのかわからないわ」

悲しみと怒りを吐き出すさやかに対して、ほむらはふん、と小さく鼻を鳴らして話題を変える。

ほむら「そんな事より、今回は随分と早かったわね。
記憶を取り戻すの」

さやか「……そうだね」

ほむら「まあ、あなたの思い・意思は強いから、こんな時もあるでしょう」

軽く肩をすくめるほむらからは、なんの動揺も見られなかった。

すべての面において余裕があるからだ。

かつてとはいえ、『円環の理』の一部だった相手なのだから、
この程度のイレギュラーもあるだろうと思っていたから。

なにより、いくらさやかが記憶を取り戻そうと、それでほむらへなにが出来る訳でもないのだから。


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