61: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:26:22.95 ID:MWIa//Ng0
杏子「といっても、あたしとさやかが店に入ったら出くわしたって感じだけどな」
杏子は気付いていたのだが、さっきまでマミはずっと視線を泳がせていた。
これはたぶん、彼女も上手く言い繕おうとしていて、しかしそれが出来ずにいた為だろう。
62: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:27:55.36 ID:MWIa//Ng0
マミ「うふふっ。
──そうだ鹿目さん、これからみんなで私のお家に行ってお茶でも飲もうかと思ってたんだけど、
よかったらあなたもどうかしら?」
まどか「えっ、良いんですか!?」
63: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:29:23.62 ID:MWIa//Ng0
杏子『おい、マミ……』
マミ『わかってるわ。きっと、鹿目さんは暁美さんに常に見張られている』
まどかに仇なす存在が現れたら駆逐する為に。『自分の』まどかを守る為に。
64: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:30:37.08 ID:MWIa//Ng0
まどか「ところで、さっき言ってたお店ってどんな感じだったんですか?」
マミ「とってもオシャレで良いお店よ。
──ね、佐倉さん」
65: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:32:20.07 ID:MWIa//Ng0
─────────────────────
マミの家での楽しい集まりも終わり、杏子とまどかは二人で夜の河原を歩いていた。
まどか「ごめんね杏子ちゃん、わざわざお家まで送って貰っちゃって」
66: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:33:32.71 ID:MWIa//Ng0
まどか「わーっ、空が綺麗だねっ!」
杏子「そうだな……」
今晩は空気が澄んでいる為、美しい星々が鮮明に見える。
67: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:35:38.88 ID:MWIa//Ng0
まどか「ありがとう」
杏子「うん? どうした急に」
まどか「わたしに優しくしてくれて」
68: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:37:12.17 ID:MWIa//Ng0
まどか「そんな事ないよ」
杏子「謙遜も度が過ぎると嫌味だぞ、まったく」
実際、まどかは転校してきてからすぐにクラスに馴染み、今はクラスメートのみんなから好かれる少女となっていた。
69: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:40:04.80 ID:MWIa//Ng0
まどか「でもね、今こうして楽しい毎日を過ごせているのは……
杏子ちゃんたちが居てくれたからなんだよ」
まどかは言う。そうやってみんなが手を引いてくれたから、今の幸せがあるんだよ、と。
70: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:41:32.91 ID:MWIa//Ng0
まどか「うん……
でもね、ありがとう」
杏子「っだーっもうやめやめ! あたしはこういうのは苦手なんだっ!」
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