64: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:30:37.08 ID:MWIa//Ng0
まどか「ところで、さっき言ってたお店ってどんな感じだったんですか?」
マミ「とってもオシャレで良いお店よ。
──ね、佐倉さん」
65: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:32:20.07 ID:MWIa//Ng0
─────────────────────
マミの家での楽しい集まりも終わり、杏子とまどかは二人で夜の河原を歩いていた。
まどか「ごめんね杏子ちゃん、わざわざお家まで送って貰っちゃって」
66: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:33:32.71 ID:MWIa//Ng0
まどか「わーっ、空が綺麗だねっ!」
杏子「そうだな……」
今晩は空気が澄んでいる為、美しい星々が鮮明に見える。
67: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:35:38.88 ID:MWIa//Ng0
まどか「ありがとう」
杏子「うん? どうした急に」
まどか「わたしに優しくしてくれて」
68: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:37:12.17 ID:MWIa//Ng0
まどか「そんな事ないよ」
杏子「謙遜も度が過ぎると嫌味だぞ、まったく」
実際、まどかは転校してきてからすぐにクラスに馴染み、今はクラスメートのみんなから好かれる少女となっていた。
69: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:40:04.80 ID:MWIa//Ng0
まどか「でもね、今こうして楽しい毎日を過ごせているのは……
杏子ちゃんたちが居てくれたからなんだよ」
まどかは言う。そうやってみんなが手を引いてくれたから、今の幸せがあるんだよ、と。
70: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:41:32.91 ID:MWIa//Ng0
まどか「うん……
でもね、ありがとう」
杏子「っだーっもうやめやめ! あたしはこういうのは苦手なんだっ!」
71: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:43:20.54 ID:MWIa//Ng0
まどか「えへへっ、でもやっぱりこういうのは恥ずかしくって……なかなか、ね」
杏子「あー、それはわかる。
人に感謝するとかって照れくさいんだよなー。
本気であればあるほどさ」
72: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:45:55.72 ID:MWIa//Ng0
杏子(……なあほむら、あたしは……あたしとまどかは、この世界が好きだよ。
ううん、あたしだけじゃない。
マミも、きっと仁美も、恭介のヤツだって。さやかだってそうさ)
人ならざる存在になった者や、かつて命を失った存在がこうやって共に笑顔で過ごせる世界。
73: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 21:48:16.74 ID:MWIa//Ng0
まどか「ほむらちゃんとも、こうやって放課後も遊べれば良いのになぁ」
杏子「ははっ、あいつは付き合いが悪いからな。
昼をよく一緒にするようになっただけで、結構な進歩だよ」
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