90: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:30:41.98 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「それによって、なんとか地球に突入する事と、
地球に居る『インキュベーター』との意識の共有が再び可能になった」
これまでは、地球のキュゥべえと、
あいつの影響から逃れた地球外のキュゥべえは完全に切り離された状態だったらしい。
91: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:33:39.06 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「そこで慌てて僕がここへとやって来たのさ。
彼女を見たところ、もうあまり猶予は無いみたいだからね」
杏子「少々迂闊すぎないかい?
現状を知ってからいきなり突入なんて」
92: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:35:42.52 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「奴隷になっている個体は、その役割故に誰よりも近くで彼女を見てきたからね」
だから、奴隷のキュゥべえはかなり早い段階で気付いた。
悪魔・ほむらがとても不安定で危うい状況・存在であり、彼女の力がどんどん弱まっていってるのに。
93: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:38:13.83 ID:MWIa//Ng0
まどかしか見てないから。
だから、まどかの存在しない地球外に自分の力が及ばなくなってるのも気付いてないし、
自分自身の事すらも注意がいかなくなってたのさ。
94: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:41:13.95 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「……あれはいつだったか……
宇宙再編からまだ間も無い夜の、とある崖の上での話だったかな?」
そこでボロ雑巾のようにされたあいつがほむらに視線をやった時、確かに確認したんだとさ。
95: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:43:37.08 ID:MWIa//Ng0
杏子「……お前は、この──まだ生きているほむらのテリトリーに入ってきても、
再びあいつの力に囚われる事はないのかい?」
キュゥべえ「ないようだね。
一度暁美ほむらの束縛から逃れた存在は、
96: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:46:01.10 ID:MWIa//Ng0
杏子「その根拠は? あったから地球に来ようと思ったんだろ?」
キュゥべえ「……正直言って、これに関しては根拠と呼べるほどのものは無かった。
今の暁美ほむらの状態なら、あるいは……と予測はしていたけれど」
97: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:49:46.54 ID:MWIa//Ng0
杏子「しかし、やっぱお前らしくねーな。そんな賭けをするなんて」
今回良い結果だったからよかったものの、もしこの個体が奴隷みたくされてたら、
それによってほむらにこいつらの動きを察知されちまってたかもしれないからな。
98: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:51:53.48 ID:MWIa//Ng0
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99: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:54:08.91 ID:MWIa//Ng0
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100: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:56:10.60 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「まさか君が地球外からやってきた『佐倉杏子』とは考え辛いし、
この地球はまだ暁美ほむらの影響下にある。
どうやって僕のようにそれから抜け出したんだい?」
なにを考えてるのか読めない目で、キュゥべえはあたしを見つめてくる。
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