過去ログ - 【モバマス・オリキャラ注意】俺「俺の家族がアイドルになった」
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66:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 00:57:02.35 ID:XlF+Gm+f0
???『フフーン! 皆さん、カワイイボクが来ましたよー!!』

???『今日は、このCGプロ合同ライブに来て下さり、ありがとうございます』

???『えへへ、今日は皆で、楽しくやってこーねっ!!』

客『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』

幸子『この広いステージは、まさしくこのボクにふさわしい舞台ですね!』

ありす『先輩、今日は後輩たちの方がメインですよ』

薫『もー、幸子ちゃんは変わらないなー』

ありす『薫も、緊張しないのはいいですけど、しっかり緊張感は持って臨んでくださいよ』

薫『はーい、ありすちゃん♪』

ありす『……私、一応先輩なんですけどね』

薫『えー?』

ありす『……まあ、もう慣れましたけど』

幸子『何喋ってるんですか! 早くボクのカワイイ所を皆さんにお届けしないと!』
 『皆さんが暴走を始めてしまいますよ!』

ありす『しませんから。……でもまあ、急ぐに越したことはありませんね』

薫『うん! それじゃあ始めよー! 皆も、盛り上がっていこうねー!!』

客『『わああああああああああああああああ…………』』



 今回も、トップバッターは薫たちだった。
 俺は薫の声を、バンドの生演奏を、周りの応援を聞くたびにテンションを上げる。
 いつの間にか体でリズムをとっていて、ふと気付けば声を張り上げていた。
 サイリウムの動かし方を予習しておいてよかったと心の底から思った。
 このお祭り騒ぎをぶち壊したくはなかったからだ。

 俺はこのライブに溶け込めていることに快感を覚えた。
 この場を、体全体を使って指揮する薫を見て感涙しそうになった。
 確かに遠い存在になっていることには変わりはない。
 だけど、以前と違って、俺は喜びに打ち震えていた。
 綺麗になった薫を。立派になった薫を。笑顔で歌う薫を。
 もう俺より大きくなったのだと、立派になったのだと、素直になって祝えることが、何より幸せだった。
 俺はようやく、あいつのファンになることができたのだ。
 
 声が枯れるまで、俺は叫び続けた。



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