過去ログ - 【モバマス・オリキャラ注意】俺「俺の家族がアイドルになった」
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8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/15(土) 22:58:40.26 ID:++zpxg3R0
薫「……?」

俺「いや難しいこと喋ってたな。ごめん」
 「ようは、嫌な思いさせちゃってごめんな、ってことだ」

薫「……うーん、えっとね」
 「たぶん、今はかおるがごめんなさいしなきゃいけないんだと思うの」
 「だって、かおるはおにぃちゃんのことをこわがってた」
 「おにぃちゃんはいっぱい話しかけてくれてたのに」

俺「違う。俺がお前を……」

薫「かおる、ぜんぜんいやじゃなかったよ?」
 「だっていたいことはされないし、ごはんはあったかいし」
 「それだけで、かおるはしあわせだったの!」ニコ

俺「」


 本当に、薫は辛い思いをしてきたのだろう。
 当たり前にある幸せを持たず、今まで生きてきたのだろう。
 当たり前のことを言う薫の浮かべる笑顔は本当に幸せそうだった。
 だから悲しくなった。


俺「……なあ」

薫「なぁに?」

俺「これからは、もっと俺と話そう」
 「何もなくたって話しかけてきてくれていい。むしろしてくれ」
 「どうしたって俺が聞き返して、何もないよって笑ってくれたら、それでいい」
 「俺たちは二人だ。これからずーっと一緒だ」
 「辛いことはもうお腹いっぱいだろ? だから、俺が全部食ってやる」
 「これからは楽しいことばっかりだ。……嫌なことは、もうしなくていいんだ」ナデ

薫「あ……」
 「う……うぅ……」ブワ

俺「あ、す、すまん! 何も考えずに触っちまって」バッ

薫「いいの!」
 「かおるね、かおるね、ずっとだれかとおしゃべりしたかったの」
 「だから、すっごくうれしくて!」グス
 「あれ、あれあれ、かなしくないのに、いやじゃないのに」
 「なみだ、とまんないよぅ……」ポロポロ

俺「」ブワ


 心の隅をくすぐられるような感じがして、俺は久々に思い切り泣いた。
 涙を流しながらも、薫はずっと笑顔だった。
 誰かと話せることを、嬉しいことにしてはいけない。
 それが普通であると教えなければならない。俺は強く決意を固めた。



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