過去ログ - 【モバマス・オリキャラ注意】俺「俺の家族がアイドルになった」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/15(土) 22:55:57.29 ID:++zpxg3R0
薫「それで、学校でねー――――」

俺「おう、おう」コクコク


 薫が話し始めて、かれこれもう一時間以上経つ。一体いつまで話すつもりなんだろう?
 ……まあ、それもそうか。今の今まで、薫はずっと話の種を溜め込んできた訳だし。
 それに、まだ薫は小学生。誰かに甘えたい年頃のはずなのだ。
 何がきっかけでこうなったかは分からないけれど、だが今、こうして一気に解放されている。
 話せば話すほど、俺はそれだけ薫に退屈な思いをさせていたという指標になる。
 そう思うと、少しずつ罪悪感が湧き上がってきた。


薫「……」

俺「……おう? どうした、黙り込んで」

薫「おにぃちゃん、なんかいやそうな顔してる」
 「ごめんね。かおるの話、おもしろくなかった?」

俺「い、いや! そういう訳じゃない!」
 「ただこうして話を聞いてると、お前に辛い思いをさせてたんだなって」
 「お前が誰かと話したかったことに気づけなかったんだなって、そう思って」
 「なのに、俺はでくのぼうみたいに突っ立ってて」


 ようは、何故逃げていたか。……いや、何故あんな逃げ方をしていたかだ。
 俺が話しかけようとしたら、わざわざ離れていた。
 つまり、話しかけられる位置にずっといたということだ。
 本当に嫌だったら、まず視界に入らない位置にいればいいのに。
 近づく勇気が足りなかっただけで、話すこと自体を嫌がっていた訳ではなかったのだ。



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