過去ログ - さやか「愛に腐りし円の御剣」
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39: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:18:16.82 ID:HamqrAcGo
――彼女は己の正義を曲げずに無理な形で限界を超えてそれを貫き通そうとしたの。
   その結果、彼女の心の内奥の淀みと心の外面が完全に分離してしまった。

――彼女は現在、心の内奥で自身の呪いを募らせそれを刻々と腐らせている状態にある。

――そしてそれとは対照的に、彼女の外面には輝きしか残っていない。
   つまり表面と内部、心が正反対の二つに裂けてしまっているってわけ。


ほむらが言葉を切る。

さやかの心が二つに裂けてしまっている。

残念ながらそれは、恭介が求めていた言葉ではなかった。
さやかがいま「壊れて」しまっているのは、恭介の目でも十分に確認できる。

どうして、「壊れて」しまったのか?
もっと言えば、どうすれば、何をすれば、「壊れて」しまった彼女のためになるのか?

そういう事柄が今の恭介の知りたいことだった。
だから、恭介は率直にそれをほむらに訊いてみた。


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