過去ログ - 「お帰りなさい、プロデューサーさん!」
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1: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:15:59.96 ID:issOA1E70

劇場版アイドルマスターのネタバレが含まれています。

またご覧になっておられない方、ネタバレが嫌な方はそっとお閉じくださるかブラウザバックを推奨します。


それでは次から投下していきます。

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2: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:16:47.89 ID:issOA1E70

「プロデューサーさん!」

リボンがトレードマークの少女がゲートへと向かう背中に声をかける。

以下略



3: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:17:15.81 ID:issOA1E70

笑顔でそう返したプロデューサーさんを、私達も笑顔で見送った。
去っていく背中を見送る、ただそれだけなのに、想いが止めどなく瞳から溢れ出て。

本当は言いたかった。
以下略



4: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:18:04.60 ID:issOA1E70

ゲートの向こうに消えていく彼は、最後まで振り向くことはなかった。
でもそれが今は寂しくもあり、ありがたくもある。
笑顔で送り出そうと決めたのに、こんな泣き顔している所を彼に見られずに済んだのだから。

以下略



5: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:18:31.57 ID:issOA1E70

「ピヨちゃん、泣いてるの?」

その問いかけに返事を返すだけの余裕は今の私にはなかった。
普段快活な少女の声も、今はどことなくトーンが低い。
以下略



6: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:18:58.48 ID:issOA1E70



―――――――――――――――――――――――

以下略



7: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:19:24.76 ID:issOA1E70


朝、事務所に一番に来て鍵を開ける。
私の一日で、最初の仕事。

以下略



8: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:21:21.47 ID:issOA1E70

今日も最初の仕事を終え、準備をしていると扉が開いた。
反射的に振り向き、出社した人物に声をかける。

「おはようございます……律子さん」
以下略



9: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:22:01.41 ID:issOA1E70

すごく失礼な事をしているのに、765プロのもう一人のプロデューサーさんはただ黙って胸を貸してくれた。
堰を切ったように嗚咽を漏らす私を、そっと包んでくれる。

「皆が来るまでなら、こうしていますから」
以下略



10: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:24:06.73 ID:issOA1E70

「私でよければ話くらい、聞きますよ」

自分だって寂しいはずなのに、悲しいはずなのに。
こうして私を支えてくれる。
以下略



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