1:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:49:57.50 ID:pjODoCCJ0
神谷道場
剣心「今日も良い天気でござるな」
剣心「こんな日はついつい暖かい縁側でうたた寝してしまいそうでござる」
剣心「すぅ……」ｺｯｸﾘｺｯｸﾘ
薫「あ、いたいた！ 剣心ー！」ﾀﾀﾀ
剣心「……おろ？ 薫殿、何事でござるか？」
剣心「拙者、これから大事な用事があるゆえ手短にお願いしたいのでござるが」
薫「あなた、今寝ようとしてたじゃない！ いい？ 晩御飯のお買い物を頼みたいの」
剣心「それは構わないでござるが……弥彦にでも任せれば良かったのでは」
薫「しれっと弥彦に押し付けようとしないでよ。私と弥彦は町外れの道場にまで出稽古に行くから頼めるのは剣心しかいなかったの。暇そうだったしね」
剣心「なるほど、承知致した。明日で良いでござるか？」
ｺﾞﾝ!
剣心「行ってくるでござる」ｼﾞｰﾝ
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2:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:51:09.61 ID:pjODoCCJ0
道中
剣心「薫殿は気丈な女子でござる。そうでなければ一人で道場を再興しようなどとは思わなかったでござろうが……些か短気過ぎるでござるよ」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
3:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします
2014/03/23(日) 08:51:57.01 ID:pjODoCCJ0
剣心「自業自得でござろう……と、言いたいところでござるが拙者も鬼では無いでござる。拙者の代わりに薫殿の使いに行ってくれるならば聞いてやらないことも無いでござる」
左之助「おう、いいぜ。じゃあ金を預かんねーとな」
剣心「うむ、確かに預け……」
4:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:52:36.44 ID:pjODoCCJ0
町中
魚屋「まいど！ 少しオマケしておいたから薫ちゃんによろしくな」
5:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:53:31.08 ID:pjODoCCJ0
〜♪
剣心「……？」
左之助「どうした剣心」
6:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします
2014/03/23(日) 08:54:38.33 ID:pjODoCCJ0
唯「きーみがーいーなーいーとなんにーもーできなーいよー♪」
唯「きーみのーごはんがたべたーいよー♪」
唯「よー……」
7:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:55:30.71 ID:pjODoCCJ0
左之助「イマイチ話が分からねぇ」
剣心「んー……とにかく困り果てているのは分かったでござる」
剣心「そなたの名を尋ねても良いでござるか？ 拙者は緋村剣心と申すもの、流浪人でござる」
8:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします
2014/03/23(日) 08:56:13.83 ID:pjODoCCJ0
物陰
？？？「……」
9:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:57:09.43 ID:pjODoCCJ0
茶屋
唯「はむっ、はむはむ……美味し〜い♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
10:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:58:06.59 ID:pjODoCCJ0
剣心「ところで唯殿、一つ聞いても良いでござるか？」
唯「ほえ？」
剣心「お主は先程、気がついたらこの時代に……と言っていたと思うのだがそれはどんな意味でござろうか？」
11:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:58:56.23 ID:pjODoCCJ0
（回想）軽音部部室
さわ子『さぁ、ちゃっちゃとみんな片付ける！ 部室を綺麗にするまで夏休みは無いものと思いなさい！』
12:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 08:59:35.71 ID:pjODoCCJ0
さわ子『口動かさないで手を動かす！』
唯・澪・律・紬『うい〜す』
紬『このシール帳は誰のかしら？』
13:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:00:17.97 ID:pjODoCCJ0
澪『……こほん、だ、だいぶ片付いたんじゃないか？ ほら、見違えるくらい広くなったぞ』
唯『疲れたー！』ｺﾞﾛﾝ
律『私らはもっと疲れたっての！』ﾋﾞｼｯ
14:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:03:01.20 ID:pjODoCCJ0
澪『多分、ギターのピックだと思うけど。ほら、ひ・ら・さ・わ・ゆ・いって彫られてるぞ』
紬『これ、鉄で出来てるみたいね』
律『……ずいぶん錆びてるな。なんでそんなの持ってるんだ唯』
15:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:03:38.53 ID:pjODoCCJ0
ｷﾗｯ
唯『ほえ？ ……汚れてて見えなかったけど、他にも文字が刻まれてる』
唯『ひ……？』
16:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:04:11.24 ID:pjODoCCJ0
左之助「……んで、そこで記憶が途切れて、気がついたらこの時代に来ていたと」
唯「はい！」ﾌﾝｽｯ
剣心・左之助「……」
17:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:05:18.97 ID:pjODoCCJ0
剣心「……」
唯「……ぐすっ」
剣心「ふむ」
18:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします
2014/03/23(日) 09:06:16.89 ID:pjODoCCJ0
唯「……ひぐっ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
剣心「ゆ、唯殿！？ どうしたでござるか！？ 拙者、何か気に障るようなことでも言ってしまったでござろうか。なにぶん、世話になっている薫殿には何故かいつも横柄な態度をとってしまうため思わずそれが唯殿に対しても現れてしまったかもしれぬやらなにやら……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
左之助「剣心、お前最低だな」
19:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:07:29.98 ID:pjODoCCJ0
剣心「……心細かったのでござるな」
唯「はい……えぐっ……ぐすっ」
剣心「安心するでござる。そなたはもうこの時代で一人ぼっちでは無いでござるよ。元の時代に戻れるその時まで、拙者らが唯殿の友であり家族でござる」
20:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 09:08:34.08 ID:pjODoCCJ0
ｶｧｰ ｶｧｰ
剣心「おろ？ いかん、もう夕刻でござる。道場に戻らねば」
唯「……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
21:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[sage]
2014/03/23(日) 09:23:14.91 ID:BAEJswcco
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