過去ログ - 貴音「ちょこれいと・そうる・みゅーじっく」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 22:58:11.11 ID:qOHCUaLn0
貴音「貴方様… 何ゆえ、わたくしの前にお姿をお見せになったのですか」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 22:59:49.86 ID:qOHCUaLn0
P「あー、その… なんだ、ちょうど近くに寄る用事があったから、そのついでにな」
貴音「ふふっ、まこと、嘘をつくのが不得意でいらっしゃいますね」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:01:27.13 ID:qOHCUaLn0
P「…もう、春、なんだな。ついこの間まで、身も心も凍るか、と思ってたのに」
貴音「それでも… 庭の花は蕾のままです。花開くのを待つのに、わたくしはもう疲れてしまいました」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:02:44.89 ID:qOHCUaLn0
P「貴音。何度でも言う。俺たちと一緒に、765プロにいてくれ。そうして二度と… 俺たちを置いていなくならないでくれ、頼む」
貴音「そのお話ももう何度目になるのでしょうか。こうなることをわかっていながら、貴方様を毎度お茶にお招きするわたくしにも落ち度はあるのでしょうが」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:04:11.99 ID:qOHCUaLn0
貴音「高みからのみ見える光景があることをわたくしに教え、その世界を垣間見せてくださったのは紛れもなく貴方様でした。ほんの刹那の間でも、あの景色が見える位置に立とうとして、挑むことができた。それだけで、わたくしは胸を張って残りの人生を過ごせる気がするのです」
――貴方様の面影を、胸に抱いたままで。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:07:42.33 ID:qOHCUaLn0
P「それはお前の本心じゃないだろ、貴音」
貴音「…」
以下略
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2014/03/23(日) 23:14:05.56 ID:qOHCUaLn0
P「なあ、貴音。好きでたまらないものがあるとして、それを無理に我慢するのって、どう思う」
貴音「はて、 …ふふ、これはなんの問答でしょう? そうですね、程度によりますが、わたくしならばきっと我慢が続きません。らぁめんを断て、などというお話でしたらわたくし、途方に暮れてしまいます」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:15:01.18 ID:qOHCUaLn0
P「じゃあ、どうして貴音は無理に我慢を続けてるんだ」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:15:51.96 ID:qOHCUaLn0
貴音「…なんの、お話でしょうか」
P「お前がミステリアスで、つかみどころがないから魅力的だ、なんてのは実情を知らない連中が適当に言ってるだけのことだ。孤高であろうとして、一人でなんでも抱え込もうとして、にっちもさっちも行かなくなってる… 一目見りゃすぐにわかるよ。貴音、お前は自分の心にずっと嘘をついてる」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:16:58.67 ID:qOHCUaLn0
P「自慢じゃないけどな、俺は何につけても我慢のきかないタチだ。食べたいものばっかり食べるし、欲しいものができたら寝ても覚めてもどうやって手に入れようかってことだけで頭が一杯になる」
貴音「わたくしとて似たようなものです。無理な我慢など、わたくしは――」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:18:19.04 ID:qOHCUaLn0
P「でも俺は、お前がそのアイドルって大仰な幻想を、俺がきっかけを押し付けてからずっと、大事に抱き続けてきたことを知ってる。今でもずっと、だ」
P「それが正しいか間違ってるかなんてのは知ったこっちゃない」
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2014/03/23(日) 23:19:07.75 ID:qOHCUaLn0
貴音「わ、た… 、ぐすっ、わ、わたくし、は…、ッ」
P「うん」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:20:09.33 ID:qOHCUaLn0
貴音「わかっているのです、贅沢な悩みだと…! あとほんの、ほんのわずかでとっぷあいどるに手が届くかもしれない… しかし届かないかもしれない…! 手を伸ばしてしまえば、わたくしが今までしてきたことに、良かれ悪しかれ、結果が出てしまう。わたくしは、それだけのことなのに、恐ろしくてたまらないのです」
P「ああ。どうしても一歩が踏み出せないってことは、あるよな」
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2014/03/23(日) 23:21:32.06 ID:qOHCUaLn0
貴音「もし、とっぷあいどるになれても、わたくしは、仲間の皆や貴方様と、今までのように同じ時を過ごせなくなるかもしれません… そしてもし、もしも、とっぷあいどるになれねば… わたくしは貴方様にも、皆にも、合わせる顔がございません…! 悪くすれば、わたくしの人生ではじめて得たかけがえのないものたちをすべて失ってしまう、そう考えただけで足が竦むのです。このような者が事務所にいたところで、皆の役に立つわけもないではありませんか…」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:23:33.06 ID:qOHCUaLn0
貴音「…お見苦しいところをお見せしました、もう大丈夫です。事務所の皆にはくれぐれもよろしくと」
P「貴音」
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2014/03/23(日) 23:24:40.73 ID:qOHCUaLn0
貴音「…わたくしは」
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2014/03/23(日) 23:25:21.56 ID:od5a3/vh0
そんなにチョコレートが食べたいのか
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2014/03/23(日) 23:26:06.75 ID:qOHCUaLn0
貴音「わたくしは! かつてはただの夢であった、とっぷあいどるになりたい! とっぷあいどるになって、夢に見た高みに立ちたいのです!」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:27:16.86 ID:qOHCUaLn0
貴音「そして…っ、わたくしは、貴方様を! 貴方様をお慕いしております! 許されぬことだとはわかっております、だからこそ距離を置くように努めました、でもだめなのです! わたくしの心の中に、貴方様が焼き付いてしまって… 常に頭の中が貴方様のことでいっぱいで… っ! 日夜めぐりつづける月のように、わたくしの想いは貴方様をめぐって止まらないのです。わたくしは、貴方様を、愛しております」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:28:02.82 ID:qOHCUaLn0
貴音「もう… 隠していることは神に誓ってございません。正真正銘、これっきりです。お笑いになりますか。わたくしを」
P「俺は、貴音のことを笑ったりしないよ」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 23:29:19.54 ID:qOHCUaLn0
P「貴音」
貴音「お願いです、どうか、何も仰らずに。わたくしは」
以下略
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