過去ログ - 勇者「現れたな、魔女!」魔女(そうだ、勇者を味方に……)
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72: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:42:01.60 ID:ZgMkEuh00
勇者「どうやら王を屋上に呼んだのも、王子を狩りに行くよう勧めたのもこの女なんだってな」

側近「……その通りでございます」

女王「おのれ……側近め………」
以下略



73: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:42:51.64 ID:ZgMkEuh00


『親殺し!』 『親殺し!』 『親殺し!』

『裏切り者!』 『裏切り者!』 『裏切り者!』
以下略



74: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:44:23.34 ID:ZgMkEuh00
勇者「どうやらこれじゃ、民衆全員を処刑しなきゃな」

側近(民衆は煽られやすいだけあって、手の平返しもまた簡単なのですね……)

女王「クッ……許さぬぞ側近」
以下略



75: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:47:10.24 ID:ZgMkEuh00
――翌日――

僧侶「女王、あれ以来部屋から出てきませんね」

戦士「昨日から城の前は大騒ぎだ。王の座を辞めさせろって」
以下略



76: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:51:08.26 ID:ZgMkEuh00
僧侶「お母様の夢を叶えるって、強い人間界を作るって、女王は言ってるけど」

戦士「それも女王の狙いの一つだろうが、それが全てじゃねえな」

僧侶「それじゃやっぱり、女王自身の野望?」
以下略



77: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:52:43.46 ID:ZgMkEuh00
側近「大変です! 王都に魔族の軍勢が!」

戦士「何?」

側近「魔女自身がすでに城の前まで使者としていらしております!」
以下略



78: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:54:34.93 ID:ZgMkEuh00
――王宮のどっかの部屋――

魔女「こんにちは。二人っきりで話すのははじめてね」

勇者「どうしたんだ?」
以下略



79: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 22:56:53.19 ID:ZgMkEuh00
魔女「はいはい。それじゃ話すわよ。死んじゃった王様は、はっきり言って戦乱の元凶だわ。王の融和政策はバランスを欠いた危ういもの」

魔女「自分の思想だけで、魔界の事情も人間界の事情も一切考えてないから当然ね。そして始まった魔界と人間界の戦争は、どちらの世界も崩壊に導く」

勇者「崩壊に導く?」
以下略



80: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 23:02:37.55 ID:ZgMkEuh00
勇者「まさか、姫をこんな状況に追い込んだのもお前か?」

魔女「もちろん。姫が暗殺者だと信じ込んでいたのは、実は私の部下の一番人間っぽい謎魔族

魔女「王を始末して、その後すぐに暗殺者――謎魔族が処刑されたように姫を騙し、姫が魔族と協力して王と王子を暗殺したって状況を作ったのよ」
以下略



81: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 23:05:00.73 ID:ZgMkEuh00
勇者「姫は魔族と協力したつもりはないのか。じゃあ、俺たちはウソで姫を裁こうとしてるのか……」

魔女「姫が王と王子を暗殺したのは事実よ。誰と協力しようと国家反逆罪で死刑なんだから、そこを気にしたって意味ないわ」

魔女「それに、これで魔界も人間界も平和になる」
以下略



82: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/03/27(木) 23:08:22.18 ID:ZgMkEuh00
魔女「あなたには魔族の好戦派閥を潰してほしいの。ガーゴイル達ったら、魔王様倒して有頂天になっちゃってね。暴政の嵐よ」

勇者「それも、お前が仕組んだのか?」

魔女「そうよ。ガーゴイルに魔王を倒すチャンスを与えてあげたの」
以下略



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