25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:01:19.15 ID:NrmcVnPo0
肇は少し腫れぼったい目をしていた。それに、うっすらと隈が出来ている。
眠りについたのは何時頃の事だったのかはわからない。もしかしたら俺にも隈があるかもしれない。
…単に、肇は寝ていないのだろうか。
俺の腕の中では眠れなかったという事か。
「朝ご飯作ろうと思ったんですけど、何もなくて…」
横目で冷蔵庫を恨めしそうに見ながら、肇はさも申し訳ないように言った。
「…いつもの事だろうに」
「でも、コーヒーがありましたから。お湯を沸かしています」
飲みますよね? と、語りかける肇に頷くだけで返事をする。
俺に対して気を遣っているみたいな態度の肇に、胸の奥がチクリと痛んだ。
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