42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:35:25.79 ID:NrmcVnPo0
俺の背中に肇は何を感じるだろうか。
哀愁か、寂寥か… それとも、何だろうか。
43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:38:10.28 ID:NrmcVnPo0
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44:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:40:16.46 ID:NrmcVnPo0
「寒くないか?」
助手席に座る肇に声を掛ける。肇はただ大丈夫だと言った。
45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/26(水) 20:40:47.87 ID:g+N6u8TUo
またお前…なのか?
46:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:42:16.80 ID:NrmcVnPo0
「…天気も良いですし、渋滞もしていませんね」
おもむろに肇が口を開く。車内の静寂は破られた。
47:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:43:34.21 ID:NrmcVnPo0
>>45 俺だよ俺俺
48:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:44:56.41 ID:NrmcVnPo0
「なんですか…?」
肇は変わらずそっぽを向いたまま、俺の話題提議に疑問を奏した。
49:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:46:51.84 ID:NrmcVnPo0
「………」
「………何か言ってくれよ、肇」
50:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:48:43.87 ID:NrmcVnPo0
人通りの少ない路地を縫うように進む。
思考の海に没した肇を表している様だった。それに、肇に時間を与えたかった。
51:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:52:06.87 ID:NrmcVnPo0
「私は、ですね」
ちょうど赤信号に捕まった時、肇が不意に口を開いた。まるできっかけを謀っていたみたいだった。
52:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:53:54.77 ID:NrmcVnPo0
長い時間を要した割には、随分と単純な返答を賜った。
俺は一瞬背中を冷たいものが流れた。それは、先日俺が思考したものの一端である様に思ったからだ。
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