過去ログ - 【咲―Saki―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「そのに」ポリポリ【永水】
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8: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/29(土) 12:46:34.91 ID:jcn7ZK3So

京子「ふぅ…」

「あぁ…須賀さんのアンニュイなため息…」

「なんて色気のあるため息なのかしら…」

「はぁ…私で良ければそのお心を晴らしてあげたい…」

うん。だったら、まずこっちを見るのは止めてくれ…。
クラスメイトにさえこうして注目されてるって中々にきついぞ。
お陰で折角、春が側にいてくれているのに気を緩める事すら出来ない。
はぁ…こんな事で俺、学校生活ちゃんとやっていけるんだろうか…。

春「…いずれ慣れる…」

京子「その前にこれがなくなるって言う選択肢はないのかしら…」

春「人の噂も七十五日って言うから…」

京子「その前に慣れた方が良いって事ね…分かっているのだけれど…」

春「…大丈夫…京子なら出来る…」

京子「…そう…ね。出来ない事はないんでしょうね…」

流された結果とは言え、四ヶ月もした頃にはこうして女装にも慣れきってしまっているのだ。
いや、女装だけではなく口調や思考の切り替え、裏声の使い方もばっちりである。
そんな自分を顧みれば人に注目される事に慣れない…とは言えないだろう。
でも、その前に俺の胃が持つかどうかはまた別問題な訳で… ――

春「…私も出来るだけサポートするから…」

京子「春ちゃん…」

春「私も注目されるのは苦手…でも…頑張る…」

春「だから…一緒に頑張ろ…?」

京子「……そう…ね」

…そうだな。
こうして注目株である俺の側にいる時点で春の挙動にも視線が集まっているんだ。
見るからに自己主張が得意ではない彼女にとってそれは苦手な状況だろう。
それでも俺の事を気遣って春はこうして側にいてくれているんだから…俺ばかりがヘタレている訳にはいかない。



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