過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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◆EEGknAt6l2
[saga]
2014/03/30(日) 00:52:13.91 ID:7qnE9m5f0
思いがけずというか、向こうの思惑通りというか、話がそれる。
このまま逃げる気か……
「それで、どうしたんですか」
「どうしたって、どうもしないけど」
「どうかしてるでしょ」
会長はなにかあってもあまり表面に出さない。
自分の苦労だったり、悩みだったり。
それが、人に見える形で唸り声をあげていた。
悪だくみの一環か、もしくは取り繕うのを忘れるほど悩んでいるかだ。
「はぁ、ホントこういう時だけ察しがいいんだから……」
「普段からどんだけ会長のこと見てると思ってるんですか」
そう、一緒にいるときは目が離せないのだ。
何をされるかわからないという意味合いで。
「――わかってるわ、須賀くんがそういう意図で言ったわけじゃないってことは、よくわかってるの」
「いきなりなんの話ですか」
「……だけど、不意打ちは卑怯すぎでしょ」
会長は机に突っ伏して、その顔が見えなくなる。
なにを言いたいのかはわからないが、卑怯の度合いを比べたら会長に軍配が上がると思う。
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