過去ログ - 千早「笑顔の思い出」
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139:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:32:37.55 ID:JNTyPC270

「千早ちゃん……」

「お願い、帰って」

「……やだ」

「……ごめんなさい。でも私が春香の傍にいて、あなたまで辛い目にあわせるなんてこと、したくない」

「そんなことないよ!千早ちゃんがいない方が私……」

「今は独りで静かにしていたいの。あなたが傍に居ると、苦しくて仕方がない」

「でも、でも、少し話してくれるだけでもきっと私、千早ちゃんの気持ち」

「春香に私の気持ちなんて知ってほしくない!」

「ちは……」

「……ごめんなさい。全部私のせいだって分かってる。だからあなたのそんな声、聞きたくない」

「私……」

「お願いだから、もう春香の声、聞かせないで。あなたといると……何もかもが辛い」

春香は何も言わなかった。

僅かな間をおいたあとに聞こえたのは足音だけだった。




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