140:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:38:45.68 ID:JNTyPC270
喉が焼けるように熱い。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
なのに身体の震えが止まらない。
どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。
春香がどんな気持ちで私のところへ来てくれたのか、分からないはずもないのに。
でも、きっとこれで良かった。
春香はずっと笑顔でないといけない。
私にいろんなものをくれたように、夢を配らないといけない。
けど、今の私の気持ちを春香と共有すれば、きっと春香は今以上に悲しんでしまう。
それだけは絶対に嫌だった。
だからこれが一番の正しい選択のはずだ。
そう思えば不思議と肩の荷が下りた様な気がした。
私なりの結論が、もう出てしまったからかもしれない。
私にはもう春香を悲しませることしかできない。
だから、もう私はあなたとは会えない。
春香は生きるための大切なものを沢山くれたのに、さいごまで何も返せなかった。
ごめんなさい。ごめんなさい。
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