153:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/03(木) 00:07:16.23 ID:Dut/Eq5+0
頭が真っ白になって、言うべき言葉が見つからない。
「だから私は絶対に千早ちゃんを離さない。絶対に千早ちゃんを護ってみせる!」
「本気で言って……」
「どんなに嫌われたって、どんなに怒られたって、いつだって千早ちゃんのお姉さんでいるから!」
「春香……」
春香の一句一句が大きな衝撃となって、何もかもを掻き消していく。
「でもね、もし千早ちゃんが忘れてるって言うのなら……」
身体が震えて震えて、春香に伝えるべき声が出ない。
「もう一度、私との約束、受け取ってもらえるかな」
ぎゅっと春香の手が私の手を、声と熱が心を包み込む。
「また千早ちゃんと一緒に歩いて、笑って、夢を叶えたい」
涙を拭いながら向けてくれる笑顔。
「だって私、千早ちゃんのことが大好きだから」
真っ直ぐで純粋で、いつも私の支えになってくれた、私の大好きな春香の笑顔だった。
183Res/127.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。