39: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 12:33:35.85 ID:V7PLv1990
『それにね、あの人たちのためでもあるの』
「…?」
『あの人達は、もしこの事を知ったら不愉快に思うじゃない。でも、知らなかったら楽しく生きていけるのよ』
あの人たちの楽しい日常を守るためでもあるのよ。
そう笑ったもう一人の佐天は、すでに目の前に来ていた。
「あたし、は…あたしは」
その影から逃れようともがくも、その手足に力はない。完全に、雰囲気に飲まれ、心を握られていた。
もう一人の自分が手を上げた。
そして、躊躇なく、
『あたしを、受け入れて』
手が、佐天の胸に触れると何故か体の中に入っていき、
やがてその体が、佐天の体の中に入っていった。
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