4: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:11:46.05 ID:mKoDevgX0
「猫チャンに関する事で、みくに不可能はないにゃ!覚えといてね!」
にゃはは、と笑顔が咲いた。みくにゃんの奴、さっきまで泣きかけだったクセにもう笑ってて。猫かよ。ああ、猫だった。
「みくにゃん」
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/04/01(火) 20:13:06.21 ID:wPfAy6pLo
そういや双六にみくいる?
6: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:15:16.35 ID:mKoDevgX0
そんなみくにゃんだから、言わせてもらいました。
「次は、負けないからな。覚悟しとけ」
そして、言うが早いか買っておいたペットのお茶を渡して逃げ去りました。超ハズい。
7: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:17:28.65 ID:mKoDevgX0
そんなみくにゃんだから、言わせてもらいました。
「次は、負けないからな。覚悟しとけ」
そして、言うが早いか買っておいたペットのお茶を渡して逃げ去りました。超ハズい。
8: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:24:33.17 ID:mKoDevgX0
それからは長いつきあいで、不定期にライブバトルを繰り返したりして。
だんだんみくにゃんとのフッカケ喧嘩ライブも名物になってきたんです。
お互いに良いトコを吸収しあって楽しくやれたし。
でも、やっぱりセルフプロデュースの限界って言うのか、
9: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:30:45.43 ID:mKoDevgX0
始まる10分くらい前かな、
待ちわびる観客から逆側の舞台袖に視線を向けると、みくにゃんの姿が見えまして。
気合入れてわざわざ借りてきた高めの衣装が、ぴったりと似合ってるんです。
しかも猫の尻尾まで手作りで付けてあるし。みくにゃん歪みねぇ。
10: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:33:24.11 ID:mKoDevgX0
音楽が始まった。
屋外には無かった音響や照明設備が、観客のボルテージを一層引き上げる。
子供から大人まで、あらゆる人が一つの生き物になったかのような一体感が会場を包んだ。
振り付けを知らなくても、曲の名前を知らなくても。
11: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:38:19.67 ID:mKoDevgX0
「――ってことなんです、ちひろさん」
「へー、そーなんですかー」
この、俺の熱弁を棒読みで返してきた蛍光緑三つ編み女の名前は千川ちひろ。
12: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:44:17.05 ID:mKoDevgX0
「具体的な理由を聞いても良いですか?」
相変わらず微妙な反応。乗り気じゃないのか。
13: ◆uR.V20SwK6[saga sage]
2014/04/01(火) 20:46:28.58 ID:mKoDevgX0
ちひろさんは、俺の覚悟を試すようにじっと見つめてきた。
しかし、俺は知っている。ちひろさんは意外と情に厚いのだ。
やがて、口を開いた。
「自信はあるんですね?」
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