過去ログ - 早坂美玲「アイドルサバイバルin仮想現実」
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27: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/04/04(金) 01:17:30.48 ID:4F+BeHei0

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練習用ボットの存在は知っていた


戦闘力、スタミナ共ほぼ0で、あくまでこの世界での戦闘行為になじませるためのボットだと

あとは偶にキーアイテムを持っているのがいたりするそうだが、有体に言うと踏み台なのだろう

だから開始数分、あるいは数秒で倒されるボットだというのが通常ボットからの見解だった


だからこの工場の中にはプレイヤーの早坂美玲がいるとは仲間から聞いたとき

先陣を切るつもりでこうやって一人侵入し、美玲の後ろ姿を見つけたときにすかさず攻撃したのだけれど


まさかまだボットの方が生きていたとは。工場の内部が複雑だったから遭遇できなかったのだろうか

晶葉の仕事のちょっとしたミスだろうか


まさか今倒したと思った人物が曲がり角から出てくるとは思わなかった



アナスタシア(ボット)「...びっくり、ですね」



美玲「なッ、なななにがびっくりだ!ウチの、ボ、ボットとかいうヤツに何してるんだオマエ!」

アナスタシア(ボット)「プレイヤーと間違えて、えっと...攻撃、してしまいました」

美玲「なんだそれ、間違いで攻撃したのか!?」


プレイヤーの方の美玲が吠えてくる

アナスタシアはそれに返答しながら足元に視線を落とす

そこに転がっているワンセットの、あまり実用的なデザインとはいえない手袋

おそらくあれがキーアイテムだろうとアナスタシアはあたりを付ける


美玲「いくら自分じゃなくても何かイヤな気持ちになるだろッ!何考えてんだ!」


目の前にいる美玲は相変わらず元気よく噛み付いてくるが、まだこの世界のルールを把握できていないようだ

思わぬ形とはいえチュートリアルを飛ばしてしまったのだからそれも仕方ないか


アナスタシアは歩き始める

アナスタシア(ボット)「なんといわれても...こちらにも、理由があるのです...」


美玲「ッ!?」




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