過去ログ - 早坂美玲「アイドルサバイバルin仮想現実」
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◆E.Qec4bXLs
[saga]
2014/04/05(土) 00:50:36.28 ID:VPhv9b2t0
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チャプター
早坂美玲
「ぎゃん!?」
背中がヒリヒリする
ウチがまず感じたのがソレだった
思いっきり吹っ飛ばされてザリザリって変な音がして目の前に天井が飛び込んできた
視界の隅の方でアーニャが右腕を不自然に掲げているのを見てようやくウチがあの右腕にブン殴られたと分かった
ウチはいつの間にかは仰向けに地面に横たわって天井を眺めていた
美玲「何するんだオマエぇ!?」
地面に手をついて起き上がる、意外と痛くなかったからできたけど頭の中はまだハテナマークがぐるぐるしてた
アーニャはなぎ払った右腕を構え直して、よく見ると足元に氷のカケラがいっぱい散らばって鈍く光を反射してた
ウチを殴りやがった時に壊れたみたいだ
フン!何も言わずにいきなり暴力振るうからだし!!
アナスタシア(ボット)「.......やはり痛いのと、それに似た感覚がないと...すぐに起き上がってきます...ね」
ゴリっ、
アーニャは床に散らばった氷を踏んづけるとまたこっちに歩いてきた
しかも、右手にはまた氷が張り付きはじめてるじゃん!
美玲「それズッこいぞ!何回も使えるなんて!」
少しずつアーニャの腕が太く重くなっていくように見える、しかも先っぽがどんどん鋭くなってるし!
ウチは後ろを向いて逃げ出した。
出口がどこにあるかわかんないけどとりあえず訳のわかんない機械よりもあの尖ったのから逃げる方が先決だった
アナスタシア(ボット)「...逃がしま...せんよ?」
ガリッ
後ろから、硬いもので地面を引っ掻いたような音が聞こえた
そして強い足音
アーニャが走って追いかけてきたんだ!
ウチはでっかい変なマシンに狭められた通路を走り抜ける
美玲「はあっ、はあっ、はあ・・・!」
なんだよこれ!めっちゃ疲れるじゃんか!?プロデューサーのヤツ、こんな大変なのを楽しめなんて言ってきたのか!?
丸っこいボタンやスイッチが壁にセミみたいにビッシリ張り付いてるのが気持ち悪い
美玲「あっ!」
植物のツタみたいに垂れ下がった導線とかチューブの向こうに扉みたいなのが見えた
あちこちを見回しながら走っていたウチはそこに方向を決めて足に意識を集中した
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