過去ログ - 早坂美玲「アイドルサバイバルin仮想現実」
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36: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/04/05(土) 00:51:11.62 ID:VPhv9b2t0


後ろからはガツンガツンと騒音がなってる、

アーニャのデカい腕ががいろんなものにぶつかって走りにくいんだな


工場の壁にこじんまりと付けられた小さい扉、

モノを運んだりするんじゃなくて作業員用の入口だからあんなちっちゃいのか?


工場の地面の上ででっかいワニみたいに横たわってるベルトコンベアを飛び越えて扉までの道をショートカット

もうちょっとだ!


美玲「むぎぎぎぎぎぎ!」

運動会のかけっこの時みたいに手もぶんぶん振って走る、眼帯のせいでちょっと距離感がわからないけど

そして、ドアノブをがっちり掴んだ、そのままの勢いで体当たりする

美玲「だあっ!」

でも引き戸だったみたいで、ウチは扉に跳ね返されて、


その扉に氷柱が突き刺さった


アナスタシア(ボット)「凍らせた水は...とっても硬い、です」


扉にかじりつくような位置にいたウチに間違って刺さりそうな場所、

扉と床を一緒に縫い付けるみたいに透き通った氷が貫通してる

これじゃ扉はあかない




美玲「あ、あ・・・」


振り向くとベルトコンベアの向こうにいるアーニャが、こっちに向かって何かを投げつけるようなポーズをしていた

右手の氷は剥がれてる。剥がれた氷は今ウチの十センチ横に突き立ってた

氷の表面に映ったウチの顔は、今度は青ざめてた


美玲「こ、こっちくんなバカああああああ!!」


壁沿いにむちゃくちゃに走り出す、壁から生えてるボタンに方がぶつかるくらいスレスレに、アーニャから少しでも離れるように

どうしよどうしよどうしよ、扉あかなくなっちゃった!逃げられないじゃんか!


ウチの声のせいで後ろから足音が聞こえてるのかわからない、だから余計に混乱して大声を上げる


美玲「があああおおお!!」


蛇みたいに床をのたくるコードに足が引っかかる、けど無理やり立ち直して走り続ける右に曲がってり左に曲がったりもしたけど機械がジャングルみたいに入り組んでいてわかんない

そのジャングルが急に開ける

美玲「!?」

ちょっと離れたトコに氷の粒が散らばっている

そこはさっきウチがいたところだった

美玲「戻ってきちゃった・・・」



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