過去ログ - 早坂美玲「アイドルサバイバルin仮想現実」
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37: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/04/05(土) 00:51:56.51 ID:VPhv9b2t0

ガゴンガゴンガゴン

いつの間にか工場のあちこちから駆動音、この部屋の中をぐるっと一周するベルトコンベアが動き始めていた

アーニャの足音は聞こえなくなった

ウチはアーニャの姿を探そうと周りをきょろきょろ見まわす

ベルトコンベアは床だけじゃなくて、山を描くみたいに斜面になって、ウチの背より高いところでも動いていた


ガコンガコンガコンガコンガコンガコンガコン・・・


灰色の機械がまるで内臓みたいにおんなじ動きを繰り返してる

その中に一つだけ灰色じゃないものがあった、色鮮やかなピンクのものがポテッと置かれている


美玲「ウチの手袋・・・」


ボットが付けてたヤツがそこに残っていた。

ウチはそれに近づいて手に取る、なんでこれだけ残ってたんだ?しかも両腕とも



ピロン



美玲「わっ!??」


いきなりどっかから電子音が聞こえてきた。

携帯のメール着信みたいだ

手袋を両手に掴んだままあわてて周りを見渡す

周りには誰もいないから上もついでに見上げてみる


ガコンガコンガコンガコンガコン



















アーニャと目があった





ウチの頭の上を走るベルトコンベアから身を乗り出してこっちをじっと見ている

瞬きもせず見開かれた二つの碧眼にそのまま吸い込まれそうな気がした

こっそりウチの近くまで移動してきたアーニャが右腕をこっちに向けたままそこから飛び降りる

キラキラ光るでっかい氷柱が落っこちてきた



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