過去ログ - 高峯のあ「のあの事件簿・東郷邸の秘密」
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◆ty.IaxZULXr/
[saga]
2014/04/02(水) 19:14:29.14 ID:ZZ/zmGLV0
のあ「警察は警察の調査法を続ければいいわ。こっちはこっちで好きにやりましょう。被害者の状況を教えてちょうだい」
亜季「了解であります」
松山久美子「私でよければ、説明するわ」
松山久美子
科学調査部所属。常に白衣を身にまとった美人。
亜季「松山殿、お疲れ様であります」
久美子「お久しぶり、のあさん、真奈美さん」
のあ「久しぶり、元気そうね」
真奈美「むしろ、寝むたそうじゃないか」
久美子「真奈美さんが正解、さっき検視まで終わらせたのよ」
のあ「現場まで出てきたということは、何か気になることでもあるんでしょう?」
久美子「そんなところよ。何から聞きたい?」
のあ「一通り、全て。検視の結果もね」
久美子「わかったわ」
久美子「被害者は、及川雫。高校生。性別は女性。死因は、左胸をナイフらしき刃物で刺されたことによるもの」
のあ「ナイフらしき?」
亜季「凶器は持ち去られております」
久美子「数か所の傷は心臓まで到達していて、襲われた時点で即死」
真奈美「……数か所ということは」
久美子「あまり気分がいいものじゃないけど、見る?」
のあ「もちろん」
久美子「じゃあ、これがさっきの検視の写真ね」
のあ「滅多刺し、ね」
久美子「前方から最初の一撃をくらわせて、その後も滅多刺し。前方からの傷は全部で7か所、すべて刺したことによるもの。心臓と肺は穴だらけだったわ」
のあ「顔は綺麗なのは、理由はあるのかしら?」
久美子「検視の結果、最初の一撃が心臓に到達していたの。前方の傷はおそらく、支えながら刺したため、そもそもさせる範囲が狭かった」
真奈美「死んだと気づいてなかった、のか?」
のあ「最初の一撃で心臓を狙える犯人がそんなことするとは思えないわ」
久美子「そうなのよね。乳房の下、刃を横にして肋骨の間を通過させ、心臓まで到達させてる」
のあ「そう。続けて」
久美子「こっちに来て。ああ、血痕は踏まないように」
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