20:1[saga]
2014/04/03(木) 23:16:42.82 ID:JbV5wcEX0
「そっか…………。 そうなんだ………………」
たどり着いた一つの答え。
その答えは彼女だけが知っている。
「あの子は…………、私なんだ…………!!」
小さい、今よりも子どもの頃、春香は近所の公園で良く歌を歌っていたお姉さんと一緒に歌い、
そして褒められたことが切欠で、みんなを笑顔にする仕事、アイドルを目指した。
天海春香のアイドルの道を歩む切欠はこうだった。
少女は今、春香と同じ軌跡を歩もうとしている。
「うっ……ぐ……うぅ…………っ!!」
必死に押し殺そうとするも喉の、口の、歯の隙間から嗚咽が漏れ出る。
漏出するのは心の欠陥ではない、肉体の欠陥でもない。
あふれ出る想いが涙となって具現化しただけに過ぎない。
「うぅうぅううぅぅうぅぅ…………!!!」
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