26:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 14:58:27.77 ID:FS5ZxEzDo
「壁の落書きもそのままにしてありますわ。彼女は昨日も明け方まで一心不乱になって
描いていたそうです。わたくしは一刻も早く消したいのですが」
ぷいとそっぽを向く桃華お嬢様が可愛らしくて、私は笑いました。SPさんの話では
魔方陣は今晩にでも完成するのではないかとのことです。それは楽しみですね。
「私のわがままを聞いてくださってありがとうございます。体力も回復しましたし、
明日にも退院しますので教会はもう少しそのままにしておいてください」
私がそう言うと、桃華お嬢様は首をこちらに向けました。その顔を見た瞬間、私は
驚きました。彼女は目に涙をいっぱい溜め、私を強い眼差しで睨みつけたのです。
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