過去ログ - フリット「戦慄のブルー」
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40: ◆MU56p3v17.[saga]
2014/04/06(日) 16:30:01.33 ID:jtJrI72l0


ウルフ「坊主! お前が戦争なんてする必要はないんだぜ! モビルスーツはガキのオモチャじゃないしな!」

フリット「それぐらい、言われなくたって!」


そんなことはわかっている。

フリットには誰よりもわかっている。

ブルーを作ったのは自分であって、それに乗るのはもっと経験豊富で、タフで、そういった優秀なパイロットが乗るべきだということもわかっている。


フリット「それでも……!」


それでも、このブルーディスティニーと、EXAMを託してくれたのは他ならぬ自分の母である。

そして、それを完成させてくれたのは、自分一人だけの力ではない。

その思いが、フリットを突き動かす。


フリット「……!」


精神が研ぎ澄まされる。

迷いなど、一切ない。

あるのはただ、自分とウルフだけ。


フリット「……そこだッ!!」


虚空を狙ったようにしか見えない弾道。

その時、デブリを避けようとしたウルフの機体が動く。

そして、動いたその機体が、弾道の前に流れ出る。


ウルフ「何っ……!? まさか……動きを読んでいたとでも言うのか!」


着弾していた。

フリットが初めて、その才能を開花させた瞬間だった。




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