過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/06/20(金) 04:00:55.11 ID:1VP1D/ZP0
雪ノ下『けれど、そのアニバーサリーライブまでそう日も無いのでしょう? あまり悠長にはしていられないのはないかしら』
八幡「まぁな。けど、何とかなるだろ。凛だってもう素人じゃない」
雪ノ下『信頼されてるのね、彼女は』クスッ
八幡「……悪いかよ」
と、ここで受話器越しに由比ヶ浜の声が若干聞こえてくる。「まだー?」とか「何の話してるのー?」とか。
雪ノ下の番号を俺は知らないので、今は由比ヶ浜のケータイを雪ノ下が借りる事で電話していたからな。大分面倒だ。
雪ノ下『もう終わるわ。……ごめんなさい。由比ヶ浜さんが急かすのでもう切るわね』
八幡「おう。こっちこそ悪かったな。一応報告しときたくてよ。しばらくそっちに行けないかもしんねぇし」
雪ノ下『そう。……比企谷くん、最後に一ついいかしら?』
八幡「なんだ?」
雪ノ下『この間も訊いた質問よ。……あなたは、誰かに認められたいと思う?』
この間。
本屋の前で偶然会い、話をした時に訊かれた質問。
俺はその時、愚問だと言った。
だから、答えは前と同じだ。
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