過去ログ - 穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」
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878: ◆J56L221nBM[saga]
2014/06/25(水) 22:08:50.20 ID:0cDYWNf2o

やり場のない怒りが穂乃果を苦しめた。

もしこの事に早く気が付いていたのなら、どれだけの生命を救う事が出来たのだろうか…?



中盤になると、海未は微かにその事を感じ取っていた。
しかし具体的な解決策を出すことが出来ず、海未の鼓舞は気休めにしかならなかった。




もし私が、悪魔の、魔女の思惑にいち早く気が付いていたなら
私があの日に休まず部室でみんなを励ましていたならば…



そんな考えが頭に過ると、急に怒りがこみ上げ…居ても立っても居られなくなった。





穂乃果「…絵里ちゃんも、ここで殺された」

穂乃果「こんなの、いつもの絵里ちゃんだったらすぐに分かる仕掛けだったのに」

穂乃果「余計な思惑が邪魔をして…これにっ」





穂乃果は兵隊の人形を睨みつけると、それを押し倒そうとした。


しかし、人形はぴくりとも動かない。
力負けした穂乃果は息を切らしながらその場に座り込み、髪で顔を隠した。




穂乃果「…っ…ぐすっ」

穂乃果「酷い…酷いよっ…」

穂乃果「なんで…私達がっ…こんな事っ…!」





…音を鳴らす為に用意された4つの燭台。

それは穂乃果の鳴き声では明かりを灯さなかった。















…ふうん。あの子、そんな事までしてたんだ。







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