過去ログ - 穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」
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◆J56L221nBM
[saga]
2014/06/27(金) 00:57:03.25 ID:Zkjy605ao
穂乃果「…う、嘘だ…嘘だ」
穂乃果「こんなのっ…嘘に…決まってるよ」
穂乃果「私はっ…! みんなの魂を…救って…」
穂乃果「魔女に…狙われている…女の子もっ…救うって…!」
穂乃果「その為に私…私はっ!」
「ふ、ふふっ…ふふふふふっ…!」
「アッハハッハハッハッハッハッハッハハハハハハハハハハハハッハッハッハッハッひいーーーひひひひひひひひひひひいははははははひひははああはははははあはははははは!!!!!!」
聞いたことの内容な笑い声が、森中に響き渡った。
彼女の身体から発されるその音は、穂乃果の心をズタズタに引き裂いていく。
「…ふふふっ…ねえ?私、言ったよねえ?」
「あなたが、どうしてここにいるのかって、言ったよねえ?」
蛇のように開いた瞳の裏側には、絶望に染まった穂乃果の顔が映っていた。
「あなた 似ているの ヴィオラちゃんに ほんとうに似ているの」
「優しくて 優しくて 会って間もない人に 情けをかけて 同情してくれる」
「全部 全部聞いたことを 本当の事だと思って 疑わない」
「それを心配してくれる人の意見なんて 耳にも入らない」
「愛されてるくせに 愛されてることを知ろうともしない」
「ふふ、ふふふふふっ 似てる 似てる似てる似てる!」
一頻り笑うと、少女は振り向き
「―私ね」
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