過去ログ - 奴隷「存在意義」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:33:05.73 ID:1V2MptPio
奴隷商「──ぃ。──はい。誠に申し訳ありませんでした!」

奴隷商がつい先程まで奴隷を所持していいた男に向かって頭をペコペコ異国の人形のように下げている。

男は先週、奴隷を買い取った貴族である。

貴族「また同じようなことがあれば貴様はこの場所での商いはできないものと思え!」

奴隷商「…十分承知しております。次こそは良質な奴隷を揃えて参ります故、今回はご勘弁を…!」

貴族「ふん、…ではそこの奴隷を貰おうか」

そういって指差した先にいたのはまだここに来てまもない戦争によってすべてを奪われた戦争孤児であった。

奴隷商「ッ!その奴隷は先の戦敗国の貴族であり…」

貴族「これでどうだ?」

そういって差し出した袋のなかには遠目でも解るような大きさの金貨袋だった。

奴隷商「そういうことでしたら!どうぞこれをお引き取りくださいませ!」

貴族「おい」

貴族は奴隷商の言葉を聞くと従者に奴隷を連れてこさせた。

貴族「よろしくな…っ」

貴族は挨拶と同時に奴隷を殴る。執拗に。これはあいつなりの主従関係の示し方なのだ。

絶対の暴力と恐怖を相手に刷り込む。
ドカッ!ボゴォ!メキッ…

貴族奴隷「あっ…!う…!い…ゃ!」

貴族「…行くぞ」




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