52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/11(金) 20:00:49.90 ID:95e+9Xdq0
「ね、兄(C)?」
ハリケーンのように去って行った臥煙さんに溜息をつきつつも戻ると、真美ちゃんが通路を阻むように待ち構えていた。
何だか落ち着かない様子でそわそわしている。
ひょっとしてトイレだろうか。
「なんだい真美ちゃん」
「あ、あのね!」
意を決したのか、握りこぶしを作り、
「兄(C)が真美にピッタリなくらい凄い人になったらお婿さんにしてあげるね!」
と、とても嬉しい事を言ってくれたのだった。
「ほう、このダンディズム溢れる阿良々木に更なる進化をご所望か。吾輩も罪な男よ」
変なキャラを作ってみたが 、当然の如く決まらなかった。
しかしまあ、子供に将来お嫁さんになる!と言われて嬉しくない男は居まい。
真美ちゃんの頭を少々乱暴にぐりぐりと撫でる。
「そうだな、それじゃあ真美ちゃんが世界一のトップアイドルになったら玉の輿に乗らせてもらおうかな」
「うわ→、さいって→」
この日を境に亜美ちゃんと真美ちゃんの襲撃は減ったが、それも寂しいと思う僕はやはり水瀬の言う通り変態なのだろうか――。
そんな事を想起させた一連の出来事を、ここに締め括ろうと思う。
なお、やはり年の近い姉妹というものは共感するらしく、一週間の滞在を約束した火憐ちゃんと月火ちゃんは亜美ちゃんにも悪影響を与える結果となるが、それは現時点では未来の物語。
ちなみに音無さんの下着が亜美ちゃんの手によって後日アイドル内を出回る事になったが、それに関しては物語の埒の外なのだろう。
まみコーム END
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