2: ◆mYbS2PVFjs[saga]
2014/04/11(金) 21:02:12.96 ID:89dZdCIo0
「巫山戯るな、上条当麻!!そいつが今まで何をしてきたかわかっているのか!?」
「オティヌスになんかされちまったんですか!?そうですよ、その魔神の存在が魔術界、いや地球にどれだけの悪影響を与えていることか!!」
「とうま!こっちに戻ってきて!!オティヌスは倒さなきゃいけないんだよ!!」
「魔術…とかはよくわかんないけど、ソイツが『良くない』奴だってのはアタシにもわかる!ホントに洗脳か何かされちゃったのアンタ!?」
4人は口々に上条を説得する。そんな口撃に上条はしばらく顔を下げていたが、ゆっくりと顔を上げ、
「……ゴメン、みんな。俺はこいつを守ると決めたんだ。たとえ…お前らと敵対することになっても」
そう言い放った上条の眼は、『戦う眼』だった。普段戦闘など行わないインデックス以外の3人には、そう感じ取れた。
切り替えの早かったのは、やはり魔術結社に属するレッサーとバードウェイだった。
「…私はオティヌスを逃す訳にはいかない。『明け色の陽射し』のボスとして、何より一人の魔術師として。お前が私達に向けて拳を振るうというのなら、手加減は出来ないぞ」
「……!」
バードウェイが最後通告を行い、攻撃の準備に入る。レッサーも無言でその後に続く。
「ちょっと待って…!そんな、ホントにアイツが死んじゃうわよ!?」
「…とうま…!」
美琴の言葉にも耳を貸さず、インデックスが上条の名を呟いた瞬間に、二人の霊装からそれぞれ攻撃が飛び出す。
ーーーその瞬間、御坂美琴の世界が動きを止めた。
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