過去ログ - 美琴「アンタの隣にいるのは」
1- 20
1: ◆mYbS2PVFjs[saga]
2014/04/11(金) 21:01:31.66 ID:89dZdCIo0
某日、船の灯台(サルガッソー)にてー

 「ふざけんなよ、馬鹿野郎!!オティヌス、てめぇこうなるってわかっていやがったのか!?俺を助けたらこうなるってわかっていて…っ!」

「えっ、あ…とうま!?」

「ちょっと待ってよ、アンタどうしたの!?」



 魔神オティヌスに渾身の一撃を放った御坂美琴、レッサー、レイヴィニア=バードウェイ、オティヌスの防御術式を阻害していたインデックスは、目の前で起こった謎の事態にしばし呆然としていた。
 船の灯台(サルガッソー)に辿り着き、魔神オティヌスに一撃を加えた瞬間、ツンツン頭の少年ー上条当麻が何事か叫んだ後、急に走って船の残骸の向こうへ消えていったのだ。

「なんだ、アイツ…何を考えている!?」
「洗脳?イヤ、そんな動きも…」
 魔術サイドに属するレッサーとバードウェイも同様を隠せない様子だ。

ーーその刹那、ミサイルのような、流れ星のようなものが美琴たちの頭上を通過し、オティヌスの吹っ飛んだ方へ向かっていった。
「あれは…!?待って、あの辺りにはとうまが!!」

 ズガァァァァァァアアアアアアアアアアン!!!
と、轟音を撒き散らしながら「流れ星」が落ちた。吹き飛ぶ船の残骸に視界を覆われ、周囲の様子など全くわからない。
「…ッ!!」
 轟!!という唸りとともに視界が晴れる。
 バードウェイが起こした風によって粉塵が吹き飛び、クリアになった視界に飛び込んできた光景。それはーーー

 
オティヌスを庇うようにして立つ、上条当麻の姿だった。
「な…にを…?」
 誰かがポツリと呟いた。その呟きに答えるように、上条が4人をまっすぐ見据える。

「インデックス…御坂…バードウェイ…レッサー、聞いてくれ。こいつにはもう魔神の力は殆どない。お前たちの攻撃に抵抗する力もないんだ。だから…もうこいつを攻撃しないでほしい」

 放たれたのは、そんな言葉。


SSWiki : ss.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/87.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice