285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:56:14.59 ID:aFMIt3ru0
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小倉由美(女子6番)はフィールドハウスの倉庫内で体育座りをしながらガタガタと肩を震わせていた。
怖い……もう5人も死んでるんだ!
私もそのうち殺されちゃうんだ!
だって、だって……斧じゃ、絶対に銃に勝てっ子ないもん!
あぁもう!誰か助けてよ!
恐怖と苛立ちが募る中、少し遠くからぱんっ、と銃声が鳴り響いた。
「ひっ!」
もう嫌!
誰か助けて!
私、死にたくない!
「殺さなきゃ、殺さなきゃ、殺さなきゃ……」
ぶつぶつと何か独り言を言い、デイパックから斧を取り出し、ゆっくりと立ち上がった。
「[ピーーー]、[ピーーー]、[ピーーー]、[ピーーー]、皆、[ピーーー]……!」
斧を握り締め、倉庫から出た。
「……?」
何処から音が聞こえ青島帝(男子1番)は足を止めた。
何だ、今の音?
何処から聞こえたんだ?
ふと、背後からただならぬ殺気を感じた。
咄嗟に振り向くと、そこには物凄い形相の小倉由美がいた。
「なっ!?」
「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]ぅうううぅう!!!」
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