過去ログ - 咲「お覚悟を」池田「そうはいかないし!」
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2014/04/15(火) 18:04:55.20 ID:G8cMkgwbo
既に和に嫌な予感が…
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2014/04/16(水) 11:05:53.26 ID:CrR8uSDw0
城下の街に、まことしやかに流れる噂が一つ。
もしも『猫』に殺しを依頼したいならば、町はずれの朽ちた小屋へと行けばいい。
その小屋の近くにある枯れた古井戸に依頼の手紙を入れておいておけば、次の日返事の手紙が入っている。
以下略
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2014/04/16(水) 11:08:30.06 ID:CrR8uSDw0
池田「さ〜って、今日は入っているかな〜っと」
水の枯れ切った古井戸の桶を口笛を吹きつつ池田は引き上げる。
古井戸の底はあまり深くなく、すぐに桶が姿を見せ、
以下略
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2014/04/16(水) 11:11:03.10 ID:CrR8uSDw0
そう、池田自身は何でも屋的な意味合いでこういうことをしているのだが、
池田の働きぶりから殺し専門と勘違いされているらしい。
まぁ、人を殺すだけあって得られる金銭も段違いなのだからいいか、と楽観的に考えた。
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2014/04/16(水) 11:13:25.46 ID:CrR8uSDw0
そして数日後、池田は約束の時刻よりも早く来て裏手から朽ちた小屋の中に入り、
扉付近にしゃがみこみ、かすかに開いた穴から依頼主の姿を探す。
しばらくしてやってきたのは随分といい身なりをした女武士らしき人物だった。
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2014/04/16(水) 11:17:10.88 ID:CrR8uSDw0
池田『え!?』
女の口から出てきた名前に池田は思わず声を上げた。
池田自身今までそれなりに有名どころの武士を手にかけたことがないわけではなかったが、
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2014/04/16(水) 11:19:09.61 ID:CrR8uSDw0
しかし、女の言葉に池田はさらに驚く。
菫「それは手付金だ。成功すればもっと払おう」
池田『マジで?』
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2014/04/16(水) 11:22:37.24 ID:CrR8uSDw0
池田『わかった。引き受けるし』
菫「本当か!」
池田『ああ、でも時間がかかるかもしれない。なにせ相手は将軍様だからな』
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2014/04/16(水) 12:00:29.88 ID:CrR8uSDw0
月明かりすらない新月の夜。
その闇に乗じるように池田は易々と城へと潜り込んでいた。
上手い具合に天井裏に潜り込み、目的の殺す相手がいるであろう部屋を目指す。
以下略
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2014/04/16(水) 12:04:19.56 ID:CrR8uSDw0
あと一歩反応が遅ければ、その刃にやられていただろう。
持ち前の本能によって助かった命だ。
咲「まさか、よけられるとは思いませんでした」
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2014/04/16(水) 12:06:30.28 ID:CrR8uSDw0
咲「はい、将軍原村和様の影武者、咲といいます」
咲「まぁ知ったところで今から死ぬあなたには余計な情報でしょうけど」
そういうと咲は右手に持っていた小太刀で池田に襲いかかる。
以下略
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