過去ログ - 少女「あなたは勇者じゃない」
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19: ◆oU/2O5ujGod.[saga]
2014/04/15(火) 22:28:23.33 ID:xeDoUd6f0




8年後――


コツ…コツ…


青年「いよいよ明日…だな」

婦女「…うん」

青年「…今までありがとう」

婦女「…こっちこそ」

青年「きみのおかげで、とても楽しくやってこれたよ」ニコ

婦女「…それはこっちのセリフ」クス

青年「懐かしいな…。長かったような短かったような…」

婦女「う〜ん…、どうせならもう一度やり直す?」ポ

青年「え!? ついにそんなことまで…!?」ドキ

婦女「できるわけないでしょ。もう…引っ掛からないでよ」

青年「そりゃそうだよね…ハハ…」ガク

婦女「はあ…、相変わらず純粋すぎ…」

青年「ん? 何か言ったかい?」

婦女「…クス。なんでもない♪」ニコ


8年前…、魔王軍の襲撃をある一人の兵士が身を挺して防ぎきったことで、街は守られた。

多くの家が壊され、そして多くの犠牲者が出たが、それでも街が残ったことは奇跡に近かった。

兵士は英雄として称えられ。その街には国中から多くの支援が集まり、瞬く間に復興を成し遂げた。

兵士の息子は父の遺言どおり、成人になるまでに多くのことを学び、多くの経験を積んだ。

時には父の功績が称えられ、特例として入隊を許されたこともあったが、頑なに拒否をし、

そして8年後、その兵士の息子は父の後を追うべく、明日、入隊を迎える。



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